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Damien Hirst

  • 執筆者の写真: TENTEKO
    TENTEKO
  • 2018年7月21日
  • 読了時間: 2分


今日は ダミアン・ハースト を紹介します。

ハーストは、やっていることが思い切りが良くて、すごくカッコいいです。世界で高値で取引される1人です。

ハーストは1965年にイギリスで生まれました。若い頃はヤンチャで、かなりの不良だったようです。でも、リーズカレッジでアートを勉強し、その後は2年ほど建設現場で働きます。その後、1986年、超有名校のゴールドスミス・カレッジに入学し、頭角をあらわしていきます。在学中に行った、自身が企画プロデュースした"Freeze"というグループ展が、チャールズ・サーチの目にとまり、1991年には最初の個展を開きます。

このチャールズ・サーチという人は、世界でも指折りのコレクターです。もともと広告代理店で働いており、その時の知識を生かし、広報関係にかけてはかなりのやり手。彼の目にとまれば必ず売れる。サーチはただのコレクターではなく、ギャラリーも持っていて、さらにテレビと提携してアーティスト発掘の番組をつくったり…本当にすごい人。

彼の作品のテーマは、生とか死が関係したものばかりです。薬物を上から見たのを描いたキャンバスにカラフルなドットの作品 "Spot Painting" のシリーズや、頭蓋骨型にダイヤモンドを貼りつけた "For the Love of God" 、さらに牛などを始めとして、動物たちをホルマリン漬けにした "Mother and Child, Divided" なんかも有名ですね。

ホルマリン漬けの作品は、特に動物愛護団体からの批判を受けたり、議論を呼んでいてけっこう問題も含んでいますが…ベネチア・ビエンナーレに出品し、最も権威のある現代美術の賞、ターナー賞まで受賞しています。

彼の作品は、大きさもやっているスケールも、とにかくド派手。

一目で目を引く作品をつくる。

これも、アーティストとして世に出るために必要なことですよね。さらに、ハーストは、オークションに画商を介さずに出品した初めてのアーティストです。彼は本当に面白い。作品だけでなく、彼自身にも魅せられます。



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