今日は「カメラを止めるな!」という映画を観ました。今話題の、制作費300万円のアマチュア映画ですよね。ネタバレがない程度に完成を述べさせて頂きます。
まず、一言で感想を述べるなら、「すごく頭の良い映画」でした。
上映時間は1時間半程度なのですが、3時間みっちり観た感覚です。物足りないと思う人は少ないと思います。テレビで公開されていた部分でストーリーを簡単に説明すると、ホラー映画の撮影中に本物のゾンビが現れ、これは本当なのか、それともトリックなのか、、という話です。
それはなぜか。この映画には「ものすごい恐怖」と「ものすごい笑える」という、真逆の強い感情を与えているからだと思います。ちょっと怖かったとか、ちょっと笑えたとかじゃなくて、けっこう強く来る。
最初は、何が起こるかわからない、嘘なのか本当なのか、という不安感とともに恐怖感が来ます。そして、だんだん「あれ、、なるほど!」と、鑑賞者は感じ始め、ついには前半にあった疑問を自分で解き始めます。鑑賞者を巻き込んでいくからこそ、印象に残り、満足感が高い。
この種明かしを込みにしてストーリーが練られているのは、本当に頭良く計算されていると思います。かなり精巧です。役者も皆、二面性があり技術も高いと感じました。
どのような話か気になる方、ぜひ観に行ってください。私もホラー・コメディとしか知らなかったので…
満足度は保証します。